保護者必見!秋からの放課後等デイサービス利用方法
はじめに:秋は新しいスタートに最適な季節
秋は、新しいスタートを切るのにぴったりの季節です。学校生活にも少し慣れ、子どもの成長や日々の様子を見ながら「もっと充実した放課後を過ごしてほしい」と考える保護者の方も多いのではないでしょうか。
「学校での様子を見ていると、お友達との関わりが少し心配」「もっと社会性を育てる機会を作ってあげたい」「放課後の時間を有意義に過ごせる場所を探している」――そんな想いをお持ちの保護者の方に、ぜひ知っていただきたいのが放課後等デイサービスです。
この記事では、秋から利用を始めるメリットや利用開始までの流れ、そして株式会社アイオライトが提供する支援内容とサポート体制を分かりやすくご紹介します。初めて放課後等デイサービスを検討される方にも、安心して読んでいただける内容となっています。
第1章:放課後等デイサービスとは?
放課後等デイサービスとは、発達に特性のあるお子さま(小学生〜高校生まで)を対象に、放課後や長期休暇中に療育・生活支援を行う福祉サービスです。
学校でも家庭でもない「第3の居場所」として、子どもたちの成長を支える大切な場になっています。
放課後等デイサービスの基本情報
| 項目 | 内容 | 
| 対象年齢 | 小学校1年生〜高校3年生(6〜18歳) | 
| 利用時間 | 放課後(15:00~18:00)・学校休業日(例:10:00〜15:00 延長有17:30) ※事業所により提供時間が異なる場合がございます  | 
| 支援内容 | ・創作活動・運動・社会体験学習支援・ソーシャルスキルトレーニングなど | 
| 費用負担 | 原則1割(自治体による受給者証が必要)・おやつ代100円 | 
放課後等デイサービスは、発達の段階に合わせて「できることを少しずつ増やす」支援を行う場所です。学習や生活のサポートだけでなく、社会性・協調性・自立心を育む活動も取り入れています。
放課後等デイサービスが必要とされる背景
近年、発達障がいの認知度が高まり、早期からの適切な支援の重要性が広く理解されるようになってきました。文部科学省の調査によると、通常の学級に在籍する発達障がいの可能性のある児童生徒は約8.8%と報告されています。
こうした背景から、学校だけでなく、放課後の時間を活用した継続的な支援の場として、放課後等デイサービスのニーズが高まっています。
放課後等デイサービスで得られる3つの効果
効果①:社会性の育成
集団活動を通じて、順番を守る、ルールを守る、お友達と協力するといった社会性を自然に身につけることができます。
効果②:自己肯定感の向上
「できた!」という成功体験を積み重ねることで、自信がつき、新しいことにチャレンジする意欲が育まれます。
効果③:保護者の負担軽減
お子さまが安心して過ごせる場所があることで、保護者の方も心にゆとりを持つことができます。送迎サービスもあるため、仕事との両立もしやすくなります。
第2章:秋から始めるメリット
実は、「秋から利用を始める」ことにはたくさんのメリットがあります。夏休みが終わり、生活のリズムが安定するこの時期こそ、新しい環境に慣れやすく、成長のきっかけを作りやすい時期です。
秋スタートの3つのメリット
| メリット | 内容 | 
| ①新しい環境にスムーズに適応できる | 春や新学期の慌ただしさが落ち着いているため、ゆっくりと慣れる時間が取れる | 
| ②年度内の成長を実感しやすい | 秋から始めると、3学期までに変化を感じやすく、翌年度へのステップアップにつながる | 
| ③利用枠に余裕があることも | 新年度前よりも比較的落ち着いた時期で、希望曜日に通いやすい | 
メリット①:新しい環境にスムーズに適応できる
春の入学・進級時期は、学校環境の変化だけでも子どもにとって大きな負担になります。新しいクラス、新しい先生、新しいお友達――こうした変化に適応するだけで精一杯の時期に、さらに放課後等デイサービスという新しい環境を加えるのは、子どもにとって過度なストレスになることもあります。
一方、秋は学校生活のリズムも安定し、夏休みのリフレッシュも経て、心身ともに落ち着いている時期です。この時期に新しい環境に挑戦することで、無理なく、ゆっくりと慣れていくことができます。
メリット②:年度内の成長を実感しやすい
秋から始めることで、3学期(1月〜3月)までに約半年間の支援期間があります。この半年間で、お子さまの成長を実感しやすく、「来年度はこんなことにチャレンジしたい」という具体的な目標も見えてきます。
また、年度末に向けて、学校でも学年のまとめの時期に入ります。放課後等デイサービスでの支援と学校での学習が相乗効果を生み、お子さまの成長をより加速させることができます。
メリット③:利用枠に余裕があることも
多くの放課後等デイサービスでは、新年度(4月)のタイミングで利用者が増える傾向があります。そのため、春は希望する曜日や時間帯の枠が埋まっていることも。
秋は比較的利用枠に余裕があるため、「週に何回通いたい」「この曜日に通いたい」といった希望が通りやすい時期です。お子さまのペースに合わせた無理のない通い方ができるのも、秋スタートの大きなメリットです。
第3章:放課後等デイサービス利用開始までの流れ
「利用してみたいけれど、何から始めればいいの?」という疑問を持つ保護者の方も多いでしょう。
ここでは、アイオライトでの放課後等デイサービス利用までの流れを具体的にご紹介します。
STEP1:お問い合わせ・見学の予約
まずはお気軽にお問い合わせください。お電話で見学のご予約が可能です。
見学でチェックできること:
- 施設の雰囲気や設備
 - スタッフの対応や子どもへの接し方
 - 実際の活動内容
 - 通っている子どもたちの様子
 - 送迎ルートや安全対策
 
見学時には、お子さまの様子やご希望も丁寧にヒアリングいたします。「こんなことができるようになってほしい」「この部分が苦手で心配」といった具体的なお悩みもお聞かせください。
見学時の持ち物:
- 特に必要ありませんが、お子さまの様子を伝えられるメモや連絡帳があると、より具体的なアドバイスができます
 - お子さまが安心できるお気に入りのおもちゃやぬいぐるみを持参いただいても構いません
 
STEP2:受給者証の申請(お住まいの市区町村で手続き)
放課後等デイサービスを利用するには、「通所支援受給者証」が必要です。自治体の福祉課などで申請を行います。
申請の流れ:
- 市区町村の障害福祉窓口に相談:お子さまの状況を説明し、放課後等デイサービスの利用を希望する旨を伝えます
 - 必要書類の提出:申請書、医師の診断書や意見書、療育手帳(お持ちの場合)などを提出
 - 認定調査:自治体の職員がお子さまの様子や家庭の状況を確認
 - 受給者証の交付:審査を経て、受給者証が発行されます(申請から1〜2ヶ月程度)
 
スタッフが手続きの流れや必要書類を丁寧にサポートしますので、ご安心ください。「どんな書類が必要?」「診断書はどこでもらえる?」といった疑問にも、経験豊富なスタッフがお答えします。
STEP3:契約・個別支援計画の作成
受給者証の発行がきまったら、正式な契約を行います。
お子さまの発達状況やご家庭での様子をもとに、一人ひとりに合わせた支援計画を立てます。「何を目標に、どんな活動をするのか」を共有しながら、一緒に成長の方向性を考えていきます。
個別支援計画に含まれる内容:
- お子さまの得意なこと・苦手なこと
 - 支援の目標(短期目標・長期目標)
 - 具体的な支援内容と活動プログラム
 - 家庭や学校との連携方法
 - 評価・見直しの時期
 
個別支援計画は、定期的に見直しを行い、お子さまの成長に合わせて柔軟に調整していきます。
STEP4:ご利用開始
初回は無理のない時間・活動内容からスタートします。少しずつ慣れていけるよう、スタッフ全員で温かく見守ります。
保護者の方へのフィードバックや相談も随時行い、安心して通っていただける環境を整えています。
初回利用時の流れ:
- お迎え:ご自宅または学校までお迎えに伺います
 - 到着・あいさつ:施設に到着したら、まずはあいさつ。荷物を整理して、活動の準備
 - 自由時間:まずは自由に遊んで、リラックス
 - おやつタイム:お友達と一緒におやつを食べながら、コミュニケーション
 - 活動プログラム:その日のプログラム(学習、創作、運動など)に参加
 - 帰りの準備:振り返りの時間を持ち、明日への期待を膨らませる
 - 送迎:ご自宅まで安全にお送りします
 
第4章:アイオライトの放課後等デイサービスの特徴
アイオライトの放課後等デイサービスでは、お子さま一人ひとりの「得意」を伸ばし、「苦手」を少しずつ克服できるよう支援しています。
アイオライトの4つの事業所
アイオライトは、広島市内の4エリアで放課後等デイサービスを展開しています。
- まごころの家高陽(高陽エリア)
 - まごころの家倉掛(倉掛エリア)
 - まごころの家可部(可部エリア)
 - まごころの家りはす(宇品エリア)
 
それぞれの事業所が、地域に根ざした温かい支援を提供しています。お住まいの地域に合わせて、通いやすい事業所をお選びいただけます。
| 分野 | 主な内容 | 
| ①体験活動・創作活動 | 工作・レクリエーション・クッキング・外出・買い物練習などの体験を通して社会性を育む | 
| ②ソーシャルスキルトレーニング(SST) | あいさつ・順番を守る・感情のコントロール・友達との関わり方を学ぶ | 
| ③学習・生活支援 | 読み書き・計算練習、日常生活動作の練習 | 
支援の3つの柱
支援の柱①:創作活動・体験活動
創作活動の例:
- 工作・アート:季節の飾りや自由な作品づくりを通じて、創造力と表現力を育む
 - 音楽活動:楽器演奏、歌、リズム遊びなどを通じて、感性を豊かに
 - クッキング:簡単なおやつ作りやお弁当作りを通じて、家事スキルと達成感を得る
 
体験活動の例:
- 外出・買い物練習:スーパーやコンビニでの買い物を通じて、お金の使い方や社会のルールを学ぶ
 - 公共交通機関の利用:バスや電車の乗り方を練習し、将来の自立に向けた準備
 - 地域イベントへの参加:お祭りや地域の行事に参加し、社会とのつながりを体験
 
お子さまが「自分でできた!」という成功体験を積み重ねることを大切にしています。その喜びが次のチャレンジへの自信につながるよう、スタッフ全員で寄り添います。
支援の柱②:ソーシャルスキルトレーニング(SST)
社会で生きていくために必要なコミュニケーション能力や対人スキルを、実践的に学びます。
SSTの具体例:
- あいさつの練習:場面に応じた適切なあいさつができるように
 - 順番を守る:ゲームや活動を通じて、順番を待つことを学ぶ
 - 感情のコントロール:怒りや悲しみなどの感情を適切に表現する方法を学ぶ
 - お友達との関わり方:おもちゃの貸し借り、協力して遊ぶなど、集団生活のルールを学ぶ
 
実際の社会体験を通じて、学校や家庭では得られない多様な経験を積みます。
支援の柱③:生活支援・学習
お子さまの発達段階に合わせた個別学習も行います。
生活支援の例:
- 身だしなみ:手洗い、うがい、歯磨き、着替えなどの基本的な生活習慣
 - 整理整頓:自分の荷物を整理する、使ったものを元の場所に戻すなど
 - 時間管理:スケジュールを見て行動する、時間を守るなど
 
学習支援の例:
- 読み書きの練習:ひらがな、カタカナ、漢字の読み書きを、楽しいゲームを交えて練習
 - 計算の練習:数の概念から、足し算、引き算、掛け算、割り算まで、段階的にステップアップ
 - 時計の読み方:時間の概念を学び、生活リズムを整える
 - お金の使い方:お金の種類や価値を学び、買い物の練習につなげる
 
第5章:保護者も安心のサポート体制
放課後等デイサービスは、お子さまだけでなく保護者の方の安心も大切にしています。アイオライトでは、保護者が安心して預けられるよう、次のようなサポート体制を整えています。
安心のポイント①:少人数制での丁寧な支援
一人ひとりのペースを尊重し、無理なく成長できるよう支援します。
アイオライトでは、きめ細かな支援を実現しています。集団の中でも、一人ひとりに目が届き、その子に合った声かけやサポートができる環境です。
安心のポイント②:専門スタッフによる個別対応
保育士・児童指導員・教員など、有資格者がチームでサポート。行動面・感情面の発達をしっかり支えます。
スタッフの専門性:
- 発達障がいに関する専門知識
 - 応用行動分析(ABA)などの療育手法
 - 感覚統合療法の知識
 - 保護者支援・カウンセリングスキル
 
定期的な研修を通じて、スタッフのスキルアップも継続的に行っています。
安心のポイント③:送迎サービス完備
学校やご自宅への送迎を行っています。忙しい保護者の方にも安心です。
送迎サービスの特徴:
- 学校から施設、施設から自宅への送迎
 - 安全運転と丁寧な対応を心がけるドライバー
 - シートベルトやチャイルドシートなど、安全対策を徹底
 
送迎エリアについては、各事業所にお問い合わせください。
安心のポイント④:定期的な面談・フィードバック
成長の様子や課題を共有し、家庭との連携を大切にしています。
保護者との連携方法:
- 連絡帳:毎回の利用後、その日の様子や活動内容をお知らせ
 - 定期面談(年2〜3回):個別支援計画の見直しや、成長の振り返りを一緒に行う
 - 送迎時の口頭報告:ちょっとした変化や気になることを、その場で共有
 - イベント:他の保護者の方との交流の機会も
 
安心のポイント⑤:安全で清潔な環境づくり
感染症対策・消毒の徹底、室内の安全設計など、子どもたちが安心して過ごせる空間を提供しています。
安全対策:
- 定期的な消毒・換気
 - 緊急時のマニュアル整備と避難訓練
 
第6章:よくある質問(Q&A)
Q:どんなお子さまが利用できますか?
A:発達に特性のある小学生〜高校生までのお子さまが対象です。受給者証をお持ちの方、またはこれから申請予定の方がご利用いただけます。診断名の有無は問いませんが、受給者証の取得には自治体の認定が必要です。
Q:送迎はしてもらえますか?
A:はい。学校から施設、ご自宅までの送迎を行っています。対応エリアはお問い合わせください。安全運転と丁寧な対応を心がけ、お子さまが安心して移動できるようサポートします。
Q:料金はどれくらいですか?
A:原則1割負担で利用できます。世帯収入に応じて上限額が定められているため、月額上限を超える負担はありません。
A:おやつ代等一部自己負担を頂いております。
負担上限額の例:
- 生活保護世帯:0円
 - 市町村民税非課税世帯:0円
 - 市町村民税課税世帯(所得割28万円未満):月額4,600円
 - 上記以外:月額37,200円
 
Q:見学はできますか?
A:随時受付中です。お子さまと一緒に見学・体験も可能ですので、お気軽にご相談ください。実際の雰囲気を感じていただくことで、お子さまに合うかどうかを判断していただけます。
Q:週に何回通えますか?
A:受給者証に記載された支給日数の範囲内で、ご希望に応じて通えます。週1回から週5回まで、お子さまのペースに合わせて調整可能です。
Q:長期休暇(夏休みなど)だけの利用はできますか?
A:当事業所では、お子さまの長期休暇のみのご利用はお受けしておりません。
安定した支援やお子さまの成長を大切にしているため、継続的なご利用をお願いしております。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
第7章:秋から始める一歩が、お子さまの未来につながる
放課後等デイサービスの利用は、「お子さまの成長を支える選択」です。秋という穏やかな季節に、新しい環境でゆっくりとスタートすることで、お子さまは安心して自分のペースで伸びていくことができます。
アイオライトの理念
株式会社アイオライトは、「全ての人々の未来を創造し、社会で輝ける環境、社会を造り上げる」という理念を掲げています。
この理念は、放課後等デイサービスにおいても、お子さま一人ひとりが自分らしく輝ける場所を提供することに表れています。
アイオライトが大切にしている3つのこと:
- 前向きな気持ちを重視したサポート:「やってみたい」「できるようになりたい」というお子さまの気持ちを何より大切に
 - 実践的なプログラム:将来の自立に向けて、実際に役立つスキルを楽しく学べる
 - 個別性を重視した丁寧な対応:一人ひとりの個性や状況に深く寄り添った支援
 
アイオライトでは、「お子さま一人ひとりの輝く未来を創造する」ことを理念に、保護者の皆さまと共に歩んでいきます。
スタッフも成長できる職場
アイオライトは、利用者の方々だけでなく、スタッフも成長できる職場づくりを大切にしています。
「子どもの成長を支える仕事がしたい」「発達支援の専門性を高めたい」――そんな想いを持つ方々が、日々研鑽を積みながら、温かい支援を提供しています。
もし、放課後等デイサービスのスタッフとして働くことに興味がある方は、ぜひ見学や採用説明会にもお越しください。お子さまの成長を間近で見守れる、やりがいのある仕事です。
最後に:まずは見学・相談からお気軽に
「うちの子に合うかな?」「利用を考えているけど手続きが不安」そんな方こそ、まずは一度お話を聞かせてください。
お子さまの個性を大切にし、安心して成長できる環境をスタッフ全員でサポートいたします。
▶︎放課後等デイサービス 見学・お問い合わせはこちら
 株式会社アイオライト 各事業所までお気軽にご連絡ください。
- まごころの家高陽 082-516-5669
 - まごころの家倉掛 082-516-4388
 - まごころの家可部 082-516-4171
 - まごころの家りはす 082-236-8832
 
まとめ
- 放課後等デイサービスはお子さまの成長を支える大切な支援の場
 - 秋から始めることで慣れやすく、年度内の成長を実感できる
 - アイオライトでは個別支援と安心のサポート体制で保護者をしっかり支援
 - 学習・SST・体験活動の3つの柱で、総合的な成長をサポート
 - 送迎サービス、専門スタッフ、安全な環境など、保護者が安心できる体制
 - 見学・相談は随時受付中、まずはお気軽にお問い合わせを
 
この秋、お子さまの「できた!」を一緒に増やしていきましょう。未来へつながる第一歩を、アイオライトと共に踏み出しませんか?
お子さまの笑顔と成長を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
      